2014年7月30日水曜日

こまっぴんが聞いてくれない温泉情報

韓国ソウルタワーへのあの険しい道のりの途中。
こまっぴんが突然私に話しかけてきた。
「温泉はもう行ってないんですか?」

ブログも新ブログとなり、道場と柔術に関する情報を中心にお届けしているのだ。
誰も私の入浴状況など知りたくあるまい。

そう、私の趣味は温泉だ。
旧ブログで温泉紹介をしていた。
こまっぴんにはその時話したが、もう温泉「めぐり」はしていない。
特定の温泉に行っている。
こまっぴんは興味があるように見せかけて、実はまったく興味がなかった。
「それはどこですか?」と聞いてくれなかったのだ。
仕方ないのでブログで自分から言ってしまおう。

その温泉とは『杉戸天然温泉・雅楽の湯』である。
うたの湯と読む。

まず距離感からだ。
私の自宅から車でゆっくり行って2時間。
ちょっと遠出した感が休日の雰囲気を引き立てる。そして遠すぎない。
この点はお近くにお住まいの方には味わって頂けない。
残念でした。

まずチェックインを済ませたら夏場であればカフェテリアへ向かいソフトクリームを食べたい。
320円だ。
高いと思ったかな?
安心してほしい。
アイスクリーム大食い&早食いの2階級を制覇した私がちょうど良い量はある。

身体も涼んだところで浴場へ突入。
まずは内風呂から。
源泉掛け流しの湯は温度も最高。
46度の源泉を冷まして適度に保っている。
最初に足を踏み入れると、よく腰をかける程度の高さが一段あることをご存知だろうか。
だいたい多くの施設はまさにイス程度の幅だ。
しかし、ここはなんと長座ができるほどこの浅い部分がある。
長座ができると何がいいかって?
決まってるだろ。
ストレッチだ。
遊びに来ているのではない。
温泉に浸かってのストレッチは心身の調律に最高だ。
ここの内風呂の雰囲気が私好みでたまらない。
同じような雰囲気をかもしだしながら、「立ち風呂」という意表をつきすぎた『トンボの湯』とは違う。

さて、身体もあったまったところで一旦水風呂へ行く。
交代浴はアスリートの基本だ。

ここは水風呂も嬉しい3段式だ。
階段のように浴槽の中が1段ごとに深くなっている方式。
ここまで読んだ方はもうお分かりだろう。
ストレッチに最適なのだ。
水風呂のストレッチはケガなどで拘縮した部位に特に効く!
冷やすことで神経が麻痺し、筋肉の反応が鈍る。
痛みも感じづらくなり結果的によりストレッチできてしまう。
ワンランク上のクライオストレッチだ。

適度に身体を冷やしたら次はシルク風呂へと進む。
ここのシルク風呂の最大の特徴は江戸お殿様方式。
木造の浴槽のまわりは、なんと畳み仕様!
和テイストなこちらでの入浴はまさに心のリラックスに最適だ。
ここでは特に足を中心にセルフマッサージをほどこす。
心も身体もゆるむこと間違いなし。

このあたりでいよいよ露天に進出だ。
ここの露天にはアスリートの君が決して逃してはいけない風呂がある。

そう、高濃度炭酸泉だ。
「なーんだ。」と思ったそこの君!
そんな君はここの炭酸泉にハマる可能性がかなり高い。

まずほとんどのスパが「真水」に炭酸を溶かしているのに対し、ここは「温泉」に炭酸を溶かしている。
以前、スンザンをつれていった『仙川・湯けむりの里』は炭酸泉の中に電気風呂を設置するという斬新なアイデアを誇っていたが、それは論点がズレている。
多くの人が温泉に出かけながら、真水の炭酸泉に入るという矛盾を抱えて生きてきた。
それも今日でおしまいだ。
温泉自体に炭酸を溶かしてしまうという本質をついた革命!

炭酸泉に慣れている君はその違いに一瞬で気がつく。
泡の付きが半端でない。
水面からはぷちぷち炭酸が飛び跳ねている。

ふと横の看板を見ると、医療業界での実績が豊富な三菱レイヨン・クリンスイ社製の装置を使用とある。
これはすごそうだ。
おっと、ここでストレッチをしてはいけない。
炭酸泉は泡を身にまとわせるのが基本だ。
動くべからず。只管打座。
10分で血流量7倍である。

あっという間の3時間だ。
唯一もの足りないとすれば、景色だろうか。
辺りには何もない。
川、海、山を望む時にはおススメしない。

タオルはセットでついてくるから手ぶらでOK。
料金は土日・祝で1,150円。

入浴後には館内のレストランでビュッフェが楽しめる。
だがこのあたりには帰り道に星乃珈琲店が目白押しで捨て難い。
最近、コメダから星乃へ絶賛乗り換え中。
って、それはまた別の機会に。

以上、こまっぴんが聞いてくれない温泉情報でした。

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