初日のレポートだけで6話分も使ってしまった。
ここからはピッチを上げていきたい。
2日目はまず午前にメビウス柔術スウォンアカデミーでセミナーだ。
スンザンのお友達はお金持ちが多い。
道場に到着してまずその設備に驚いた!そして広い!!
「これはいいトレーニングできるね!」とスンザンに言うと、ケトルベルの表面をサッと指でなぞって見せた。
「ダレモツカッテマセン。」
う、うん。
道場ではヒョングンが待っていた。
古くからの池袋会員さんは覚えているだろか?
スンザンと共にトライフォースで修行していたヒョングンを。
「オカマ」といえば思い出される方も多いだろう。
ヒョングンといえば、私の中ではコンペティションクラスでの一幕を思い出さずにはいられない。
コンペクラスとは平日の昼間に開催されているグリーンベレー・シークレットクラスだ。
そこに参加したヒョングンはこともあろうか、「休憩します」と座ってしまった。
これがコンペメンバーたちの逆鱗に触れた。
「途中で休むヤツは来るな。帰れ!」
早川先生にそう言われてチビらないヤツはいない。
しかしヒョングンはサッと立ち上がり最後までやった。
次のコンペクラスも、また次のコンペクラスもヒョングンは来た。
根性のあるオカマだ。
このセミナーにもたくさんの方が参加してくださった。
初日のテクニックを少しマイナーチェンジして早川先生も私も指導した。
こまっぴんはわからない。
そして、セミナー後はスパーリングタイム。
例に漏れず、一本目から私にダッシュしてくる青帯がいた。
見た目からしてルースター級であろう。
私が引き込んですぐのことだった。
全く無駄のない捌きで、ブルファイターパスが来た!
フォーム、タイミング、方向、パワー。
どれも完璧だった。
一瞬でサイドにつかれた私は相当焦って、白帯バリに腕を出してエスケープしてしまった。
それを彼はセオリー通りストレートアームロックに捕らえた。
しかしまだだ。
私はストレートアームロックのエスケープも得意だからね。
ところが彼はエスケープを阻止する最低限の力のみ使い、後は私にケガをさせないようにコントロールしているではないか!
それが見えた時点で私の負けだ。
それが見えた時点で私の負けだ。
タップ。
全韓国セミナーでとられた唯一の一本だ。
お世辞も完璧だ。
前日のセミナーも含めて、とにかくみんな強い。
出稽古あるあるだが、通常以上に相手を強く感じる。
前日のセミナーも含めて、とにかくみんな強い。
出稽古あるあるだが、通常以上に相手を強く感じる。
一応スンザンに聞いてみた。
今日のメンバーは強い人たちなのかな?
「フツーノヒトタチデス。」
うむ。
出稽古恐るべし。
~つづく~